心のカケラ

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ぐだぐだで、ふわふわ

最近、また疲れが澱のように溜まってくる。
仕事はずっと楽になったはずなのに、人間というのは少しでも楽をしたがる様に出来ているのかも知れない。

店は原則一人体制なので、絶対遅刻は許されない。
仕事から帰って転寝をした時など、何度も寝過ごしたかと冷や汗をかいて飛び起きる。時計の針を見て、夕方の5時か朝方の5時かと一瞬混乱して焦る事が度々ある。
きっとみんなもそうなんだろう。
働く人はみんなどこかで自分に無理をさせながら、それでも尚、頑張っているのだろう。

たまに前の仕事を懐かしく思う。
もうあんな風に動けないだろう、動けてもきっと体中が悲鳴を上げてしまうだろう。あんなに色々覚えたりも出来ないと思う。
でも、今の仕事もリストラされないとは限らない。成績不振の店はいつ閉鎖されてもおかしくない。
事実、以前働いていたラーメン屋も、来年で閉鎖に追い込まれるかもしれないのだ。
時々、ホームレスの人達を「乞食」と蔑む人がいるが、何言ってるの、同じ人間だよと思う。あの姿は、明日のあなたや私かもしれないんだ。そういう事に気がつかないのって愚かって言うんじゃないかな。

今の自分の生活は若い時に想像していたのとはちょっと違う。
本当はもう少しだけ楽で優雅な生活をしている予定だったのにね、と良く友人達と笑いながら話す。
それでも自分を振り返って見ると、良くここまで来れたなと思う。
何も出来ず、何も分からなかった人間が、一通り全ての事を理解して仕入れから廃棄まで把握しながら売り上げも管理出来るようになってきた。
最初は、それこそ何が分からないのかが分からなかったのに、と自分でも感心する。
処理する問題が山済みの翌日には、頭痛でふらふらになる日も度々あった。
その度に、自分は今まで本当に頭を使って来なかったなあと溜息。
これで少しは賢くなったかな。

お店に来るお客さんの中には若くて末期癌の患者さんもいる。年老いてどちらが患者さんかと見紛うご夫婦もある。辛くて涙をこぼす介護の家族の方もいる。
私は笑顔で彼らを出迎えていて良いのだろうか、最初の頃、良くそう自問自答していた。
毎回、にこりともせず一言も口を利かない人、威張り散らして我儘で不機嫌な人、今にも倒れそうな顔色の人。
そんな人達と接するのは、やっぱり本当は少しだけ難しい。
もしかしたら、私はすごく無神経な事をしているのかも知れない。そう思いながらも、自分に出来るのはいつも笑顔でいる事、それだけなのだと思う。

どんなに自分が辛くたって仕事をしていると笑顔でいられる。
どんなに自分が大変だろうと、その感情を職場には持ち込まない。
大丈夫、今までの自分を振り返れば、どんな時でも心からの笑顔でいる事は少しも難しい事なんかじゃない。
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